- 調剤薬局事務ってやりがいのある仕事?
- 薬剤師さんと一緒に働くってどんな感じ?
- 患者さんとのやりとりは楽しい?
私は調剤薬局事務として10年以上働いているのですが、この仕事は「やりがいを感じる」という瞬間がたくさんあります。
今回は、調剤薬局事務の仕事をやっていて良かったと感じていることを紹介します。
これから調剤薬局事務の仕事に挑戦しようとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
調剤薬局事務の仕事のやりがい・嬉しい瞬間5つ

(調剤薬局事務の仕事でやりがいを感じるのはどんなとき?)
↓調剤薬局事務の仕事をしていて、やりがいを感じる瞬間としては以下の5つがあります。
調剤薬局事務の仕事のやりがい
- 患者さんから「ありがとう」と声をかけられる
- 保険について人に教えられるようになる
- お金の管理がうまくなる
- パソコンスキルをみがける
- 色んな人と関われる
それぞれの内容について、順番に解説していきますね。
↓次の項目にジャンプする方はこちらへどうぞ。
1.患者さんから「ありがとう」と声をかけられる
調剤薬局事務として働いていて、一番やりがいを感じるのがこれです。
調剤薬局事務にとって、薬局に来られる患者さんの手助けをすることも重要な仕事のひとつです。
私は、車いすの患者さんにウォーターサーバーのお水をお渡ししたり、問診票が読めない患者さんには読み上げて代筆したりなど、何か困っている患者さんがいたらすぐに行動に出るように心がけています。
患者さんから「助かったよ。ありがとう」という言葉を何度も頂けたときには「この仕事をしていてよかった」と感じます。
2.保険について人に教えられるようになる
調剤薬局に勤めていますと、後期高齢者医療保険や医療福祉費支給制度(通称マル福)などの医療制度に精通するようになり、保険のしくみが理解できるようになります。
こうした知識は、自分自身や家族の生活でも役立ちます。
私の場合、80歳を超える祖父母がおり、後期高齢者医療保険の内容がわからないといった様子でした。
それなので私が2人に保険の制度の内容を伝え、「今度病院に行ったらこれくらい支払えばいいんだよ」と教えてあげることが出来ました。
その時は、自分の身内の手助けができたことに喜びを感じました。
3.お金の管理がうまくなる
調剤薬局事務はレジ金や売上金の確認をすることも仕事です。
ストックの硬貨が無くなったら銀行へ急がなければならないし、1円でも合わなければ最初から計算をし直さなくてはならなくなります。
それらを避けるために自然とお金に対しての管理能力が身に付くのです。
仕事以外のプライベートの生活でも、この管理能力はとても役に立ちます。
私もこの仕事をするまでは「貯金がどれくらいで出費が月にいくらあるかなど」はまったく把握していなかったのですが、
仕事を通じてお金を管理する重要さに気付いた私は、こまめに通帳の記帳を行い、買い物したつどに出費の計算もするようになりました。
現在では無駄な買い物もしなくなり、貯金も貯まるようになったので、仕事を通じてお金の大事さに気付けて良かったと感じています。
4.パソコンスキルをみがける
調剤薬局事務は一日に何度も処方せんのデータ入力を行うので、自然とパソコンのスキルが身につきます。
特に入力スピードが早くなるので、パソコン作業には自信が持てるようになると思いますよ。
私は私生活でパソコンを使って執筆することが多いのですが、調剤薬局事務を初めてから入力ミスが格段に減りました。
ミスタッチが無くなるのでストレスも減りますし、時間を無駄にかけないようになったので、時間を有効的に使えるようになりました。
5.色んな人と関われる
調剤薬局事務は、一日に何人もの患者さんと話をする仕事です。
お話し好きな方やゆっくりと待ちたい方、体調が悪そうな方など、患者さんの様子は実に多種多様です。
調剤薬局事務は待合室の環境を管理するのも仕事ですので、その患者さんにとって一番ベストな対応をしなければなりません。
話したいという常連の患者さんとは「今日の病院は待ちましたか?」などお声をかけたり、
体調が悪そうなお客様にはお水をお持ちして休ませたりと、臨機応変に対応します。
様々な方と接するので、自然と社交性が身につきますし、周囲に目を配れるようになるため、自分の人間力を高められたと実感します。
薬剤師と一緒に働く職場は楽しい?
薬局事務として働くうえで、薬剤師との関係は非常に重要になってきます。
お互いにいなければ業務が進みませんし、調剤薬局を回すためにこの2者は必ず助け合わなければなりません。
では実際、経験者からして薬剤師と働く職場は楽しいでしょうか?
私の経験から申し上げれば、答えは「YES」です。
薬剤師は薬局の中心として、常に薬局の事を考えて仕事しています。
なので、薬局内の環境や患者さんへの対応などには常に敏感でいます。
私の勤めていた薬局では、問題点があればスタッフ皆で話し合いをして解決法を見出していました。
意識の高い薬剤師がいると、事務も働くモチベーションが上がり、結果的に薬局全体の意識のレベルアップにつながっていました。
薬剤師と調剤薬局事務、立場は違えど薬局のために力を合わせれば良い環境で働けると思っております。
調剤薬局事務に向いているのはこんな人
ここからは、「調剤薬局事務に向いているのはどんな人なのか?」について解説します。
↓結論から言うと、以下のいずれかにあてはまる人であれば、調剤薬局事務の仕事でやりがいかを感じながら働けると思いますよ。
調剤薬局事務に向いてる人の特徴
- 困っている人を助けたいという気持ちが強い人
- テキパキと業務を行うのが得意な人
- 人と話すのが好きな人
以下、それぞれの内容について順番に解説いたします。
自分はどうだろう?と考えながら読んで頂ければ幸いです。
1.困っている人を助けたいという気持ちが強い人
これが調剤薬局事務に一番向いている人だと私は考えます。
調剤薬局に来る方は体に不調をきたしている方です。
不安であったり困りごとがある方も多いでしょう。
そのような方を笑顔でお出迎えし、何か悩んでいるようでしたら一番に声をかけて力になれる存在が調剤薬局事務です。
お薬のことはお答えできないのですが、それ以外で患者さんのお助けをできる存在なのです。
よって調剤薬局事務は、人にありがとうと言って頂けることが多い仕事です。
人を助ける喜びを感じたい人は調剤薬局事務の適性があると思います。
【※参考】あなたは調剤薬局事務に向いてる性格?
↓※「自分が本当にこの仕事に合っているのか不安…」という方は、こちらのWEB適職診断を受けてみてください(無料です)
統計データで「自分の強み」といえる適性5つを知ることができます。自己分析や自己PRを考えるときに使えますよ。
2.テキパキと業務を行うのが得意な人
調剤薬局では患者さんをいかにお待たせしないかが重要になります。
スピーディに動き、スムーズに薬剤師に引継ぎをすることも調剤薬局事務には必要な動きです。
よって素早くテキパキと動くことが出来る人は、調剤薬局事務に向いているでしょう。
例えば患者さんに質問された場合、それがもしお薬関係の質問であれば薬剤師が答えなければいけないので、空いている薬剤師を即座に見つけて引き継ぎをします。
もし事務が答えられる質問ならばすぐに対応し、時には資料などを用いて説明します。
このように臨機応変な対応が出来る方は、薬局側にも必要とされます。
3.人と話すのが好きな人
調剤薬局には実に多くの患者さんがいらっしゃいますが、一人一人にしっかりお話をして対応しなければならないので、話すのが不得意という方には少し大変な職業かもしれません。
逆に、人とたくさん話したいという方であれば、1日に何人もの方とお話しできるので働いていて楽しい職場になるかと思います。
前述しましたが、中にはお話し好きな患者さんもいらっしゃるので、そのような患者さんには好かれる確率が高いですよ。